こんにちは!
リラクゼーション&エステサロンGROUNDWORK(グラウンドワーク)のMayuです。
前回の記事では、美肌の基本は、ズバリ「理想的な周期でのターンオーバー」が大切であり、そのターンオーバーは早すぎても遅すぎてもダメだということをお話しました。
そして、「ターンオーバーが早まる原因」には日焼けでの炎症や不要な角質ピーリングなどが、「遅くなる原因」には加齢(老化)があげられることもお伝えしました。
今回はこのうち、ターンオーバーが遅くなるメカニズムと影響、対処法について、もう少し掘り下げてお話していきますね!
ターンオーバーが遅くなるメカニズム
ターンオーバーとは、「表皮の基底層で作られた細胞が、徐々に押し上げられて角質層の表面からはがれ落ちるまでの一連のサイクル」のことでしたね。
この角質層はいくつもの角質細胞が並んでできていますが、この角質細胞の外側には細胞同士をつなぎ止めるための特殊な接着構造があります。
これを「デスモソーム」といい、糖たんぱく質からできています。
デスモソームには、皮膚の表面に近づくにつれて次第に分解され、細胞同士の接着がゆむことで余分な角質がはがれ落ちやすくなる特徴があります。
そして、このデスモソームの働きをコントロールしているのが、「デスモソーム分解酵素」という酵素なのですが…
このデスモソーム分解酵素の働きが低下すると、細胞間の接着がゆるくならず、はがれ落ちるべき余分な角質がはがれにくくなってしまいます。
実は、これがターンオーバーが遅くなるメカニズムの1つなのです。
肌のターンオーバーが遅くなると…
このデスモソームの分解過程は、老化や外的環境などによって影響を受けると言われています。
そして、デスモソームの分解がうまくいかず余分な角質がはがれにくくなると、角質層が厚さを増し、肌が硬くなります。
すると肌は透明感を失い、くすんで見えるように…
つまり、アラフォー以降にあらわれがちな「肌のくすみ」は、このターンオーバーの乱れ(遅れ)が主な原因の一つとなっています。(他には、肌の乾燥によるキメの乱れなどもくすみと深く関係してくるのですが、ここでは説明を割愛しますね。)
「年齢を重ねるうちに、なんだか肌がくすんできた…」という人は、遅れがちなターンオーバーを促してあげましょう。
遅れがちなターンオーバーを促すケア
AHA(アルファヒドロキシ酸)
AHAは、グリコール酸、乳酸などの総称で、柑橘類に含まれる保湿成分であることから「フルーツ酸」とも呼ばれています。
このAHAには、一番表面の角質の結合力(デスモソームの働き)を弱める働きがあり、重なり合った余分な角質層を薄くする剥離作用があります。
ちなみに、「どのメーカーのどの商品を使ったらいいの??」という方に自信を持ってオススメできるのは、信頼の化粧品メーカー「トゥヴェール化粧品」のAHAピーリングローション↓↓↓
肌質や状態によって、ピーリング力も2種類から選べます♪
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ユキノシタ(虎耳草)
和漢生薬のユキノシタ(虎耳草)のエキスには、デスモソーム分解酵素の活性を高める働きがあると言われています。
ターンオーバーが順調に行われるようにするための食事
お肌のお手入れ以外では、角化が順調に行われるようにするための食事を心がけることもオススメです。
ちなみに、ターンオーバーが正常に行われるためには「たんぱく質(又はたんぱく質を構成するアミノ酸)と「ビタミンA(レチノール)」が必要で、ビタミンCはこれを助けます。
その他、肌のターンオーバーを促す成分
その他の化粧品成分では、ビタミンC誘導体やレチノールもお肌のターンオーバーを促す働きがあると言われています。
ただし、化粧品のレチノールは紫外線と相性が悪いため、注意が必要です。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、肌のターンオーバーが遅くなる原因とその影響、対処法についてお話させていただきました。
美しい肌を保つために、ぜひご参考にしてくださいね!
それでは、また。
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